EC2 の Amazon Linux 2023 でタイムゾーンを設定する方法

EC2 の Amazon Linux 2023 でタイムゾーンを設定する方法

今回は、Amazon Linux 2023 でタイムゾーンをコマンドラインから変更する方法をお伝え致します。

こんにちは、クラスメソッドタイランドのPOPです。


タイムゾーン (Time Zone / 時間帯) とは

タイムゾーンとは、地球上の異なる地域で使用される標準時間のことです。地球は経度に基づいて24のタイムゾーンに分かれており、それぞれのゾーンは通常1時間ごとに異なります。これにより、異なる地域での時間の調整が可能になります。

タイムゾーンを設定する

今回は、タイムゾーンを UTC から JST【東京都のタイムゾーン(GMT+9)】に変更します。

まず、UTC と GMT とは何かを理解しましょう。

  • UTC(協定世界時) は、世界中で標準として使用される時間の基準です。
  • JST(日本標準時) は、日本で使用されている標準時間で、協定世界時(UTC)より9時間進んでいます。

UTC と JST の意味を理解したら、タイムゾーンの設定を始めましょう。

前提条件

※EC2 インスタンスが作成済みであること。
EC2 インスタンスを作成する方法は、以下のリンクを参照してください。
https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-install-amazon-linux-2023-on-ec2-jp/

Linux でのルートユーザー権限を付与する

ルートユーザー権限とはLinuxにおける管理者権限のことで、この権限を持つことで一般ユーザではできないような作業を行うこと可能になります。

ルートユーザー権限を付与するためにコマンドを実行します。

sudo su -

Output

[ec2-user@ip-xx-xx-xx-xx ~]$ sudo su -
[root@ip-xx-xx-xx-xx ~]#

タイムゾーンを確認する

初めてログインする場合、デフォルトの日付は UTC または世界標準時です。

現在の日付と時刻を表示するためにコマンドを実行します。

date

タイムゾーンは UTC として表示されます。
Output

[root@ip-xx-xx-xx-xx ~]# date
Fri Nov  1 08:20:28 UTC 2024
[root@ip-xx-xx-xx-xx ~]#

タイムゾーンの変更と確認

タイ現地時間によってタイムゾーンを UTC から JST【東京都のタイムゾーン(GMT+9)】に変更します。

変更コマンドを実行し、タイムゾーンを確認します。

ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
date

コマンドの実行後、タイムゾーンが JST【東京都のタイムゾーン(GMT+9)】と表示されていることがわかります。
Output

[root@ip-172-31-39-93 ~]# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
date
Fri Nov  1 17:45:47 JST 2024
[root@ip-172-31-39-93 ~]#

まとめ

需要に応じて、この Linux システムのタイムゾーンを変更できます。
現地時間のシステム環境を使用する必要がある場合は、この記事に従ってタイムゾーンを変更することをお勧めします。

この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。
以上、クラスメソッドタイランドのPOP(Tinnakorn Maneewong)でしたっ!

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